土地管理の方法

土地管理の方法について

家などの建物が建っていない土地を所有している人も多いでしょうが、土地の管理は手間がかからないというイメージがある分、メンテナンスを忘れて放置されがちです。建物の維持管理は手間がかかるためこまめにメンテナンスしている人も多いのですが、その建物が無くなった後はそのまま長期間放置しているというオーナーも多いでしょう。

 

しかし、更地でもトラブルに見舞われないという保証はなく、管理が不要ということはないのです。

 

土地管理にかかる手間や費用は建物管理と比べると少ないですが、だからと言って適切な管理をしないでいると管理者責任を問われてしまうこともあります。不動産の活用方法が決まっていない場合は、しっかりメンテナンスをしておくようにしましょう。

 

まず第一に見た目

 

更地の場合、建物が無い分どうしても地面の状態が丸見えになってしまいます。土地管理をせずに放置していると草が生え放題になってしまい、見た目も非常に悪くなってしまいます。しかも見た目だけでなく、雑草を放置していると害虫が大量発生してしまったり、不法投棄の誘発、放火などによる安全管理上の問題や損害など様々な悪影響が出てしまうことがあります。

 

土地管理を専門の管理業者に依頼した場合は、1年間に1回から2回程度草刈りをしてくれます。ただ、この頻度では十分とは言い難く、できれば2ヶ月に1回は定期的に草刈りを行う必要があります。

 

毎回業者に依頼する方法ではコストがかかるので、根本的な解決策としては土を削って砕石を敷いたり舗装してしまうのが効果的です。将来的にその不動産を宅地として売却するつもりなら、舗装してしまうと撤去費用などが発生する点には注意が必要です。

 

土地管理の一環で草刈り依頼する場合、依頼先としては土地管理を行っている不動産会社やサービス業者、便利屋に清掃業者など様々な相手が考えられるので、比較的簡単に見つけることができます。

 

料金は各業者によって異なりますが、主に時間単価や人数、作業時間によって料金を設定しているケースと、面積や坪単価をもとに設定するケースの2タイプが一般的です。時間単価で決まる場合は1時間当たり3,000円前後、広さで決める場合は1㎡あたり200円から300円が相場と言えます。

 

コストを抑えたい場合は、シルバー人材センターなどで請け負っていることも多いので問い合わせてみると良いでしょう。また、お手入れには機械を使った草刈りが一般的ですが、手作業で根元から抜く草抜きを依頼すると非常に手間も時間もかかるため、料金は格段に高くなってしまいます。

 

掃除の重要性

 

更地にしている土地などの不動産を管理している場合、いつの間にかゴミが溜まってしまうケースもあります。もちろんゴミが自然に湧いて出ることは考えにくく、ポイ捨てや不法投棄のゴミがほとんどです。土地管理を行う上で、こういった不動産のゴミ掃除も非常に重要となります。ポイ捨てや不法投棄した人を見つけ出すのは困難なことが多いので、ほとんどのケースで所有者が掃除費用や手間を負担することになります。

 

土地管理にとって不法投棄は非常に困った存在ですが、残念ながらこれを完全に防ぐ方法は無いに等しいと言えます。ただ、草が伸び放題で多少ゴミが溜まっていても気づかれにくい状態だと次々に不法投棄のターゲットにされてしまうため、定期的に草刈りをして人目に付きやすい状態にしておくことも大切です。

 

土地を売却する場合は、特に掃除の重要性が増します。土地選びをしている人はゴミだらけで不衛生な状態の土地をわざわざ選びはしないので、定期的な掃除などの土地管理は最低限必要になってきます。法律上、土地の所有者はその土地を常に清潔に維持しなければならないと定められており、周囲への迷惑が大きくなってくると行政から除去命令を受けてしまうこともあるので注意しましょう。

 

不法投棄はいつ行われるか分かりませんから、掃除の頻度も一概には言いきれません。ただ、不法投棄を放置していると環境が悪化してさらに不法投棄を呼び込んでしまうので、できるだけこまめに掃除やメンテナンスを行うことが大切です。こまめな土地管理が難しい場合は、土地管理を代行するサービス業者などが行っている巡回サービスを申し込むなどして、状況を常に把握できるようにしておきましょう。

 

看板の設置

土地管理サービスを行っている業者に不動産の管理を委託すると、その土地が管理物件であることを示す看板が設置されるケースが多いです。看板は、その不動産について購入を検討している人などの連絡先になるとともに、土地管理をしっかり行っているとアピールすることができるため不法投棄を抑える効果もあります

 

もちろん不法投棄をする人は看板程度ではひるまないことが多いので、看板があっても不法投棄されてしまうこともあります。そのような場合は、看板だけでなく土地に囲いなどをして侵入できないようにしてしまいましょう。据え置きタイプの囲いであれば購入した物を置いておくだけで良いですし、本格的なものを設置したい場合は専門の業者などに依頼することになります。費用は業者や囲う方法などによっても変わってくるので、事前にしっかり見積もりを取っておきましょう。

 

囲いとひと口に言ってもその種類は様々なものがありますが、頑丈で背丈の高いものほど設置費用も高くなり、不要になった場合の撤去費用も高くなってしまうので注意が必要です。具体的な種類としては、最も簡易的な杭とロープを使ったものや柵状に木材を組み合わせたもの、工事現場などでよく使われている鉄パイプを使ったものなどが挙げられます。

 

この他、車止めや通行止め用のポール、金網や鉄柵をつかったフェンスなどもあります。フェンスは重量があってがっしりしたものは地面の基礎工事が必要なこともあるので、コストがかさむこともあります。地面の上に置くタイプのフェンスもありますが、軽量なのですぐに移動させられるため効果が薄いという難点もあります。いずれもそれぞれ特徴やメリットが異なるので、よく理解してから設置することが大切です。

 

まとめ

土地というものは、綺麗な状態できちんと整地されているのが最大の価値であると言えます。特に宅地用などに売却する場合は、整った状態になっていないとなかなか買い手が付かず、目標としていた利益を得られないこともあります。

 

ただ、土地を綺麗に整備したとしても不動産として必ずしも価値が上がるとは限らず、むしろ価値を下げないために整備するというのが正しいでしょう。

 

ゴミだらけ、雑草だらけの土地では良い条件でもなかなか売れないことも多いので、そういった事態を避けるためにきちんとした土地管理を行っていく必要があるのです。建物の場合は、傷んでいても修繕やリフォームをすれば価値が上昇する可能性も高いのですが、土地の場合はそうもいかないので全く事情が異なると言えます。

 

土地管理に費用をかければかけるほど、単純にマイナスが大きくなってしまうことになるのですが、ゴミが散らかっていたり草が伸び放題のまま放置していても希望通りの売却価格で売れることはほとんどありません。そのゴミや草を綺麗にする清掃費用や整地費用などを差し引いた価格でしか売れなくなるため、あらかじめ不法投棄や不法侵入などにしっかり対策を行い、土地の状態を良く保っておくことが大切なのです。

 

自分で土地管理をこまめに行うのが難しい場合は、土地管理の代行サービスを行っている業者に依頼するのも一つの方法です。基本的に目視で不動産をチェックすることができるので、依頼に際して高額な費用がかかるということもありません。

 

自分で確認できない遠方の土地を管理しなければならない場合など、定期的に巡回して様子を確認してもらうだけでも効果があるので、積極的に検討してみましょう。